精巧な3Dの制作方法

ここでは、精巧な3D画像を制作するための手順を段階的に説明します。

手順1: コンセプトを考案します。エキストリーム・スノーボーダーを目もくらむような3Dで表現するというコンセプトを例にとります。効果を上げるために、アニメーションを加えることにしましょう。奥行きのある3Dを実現するには、異なる要素をPhotoshopに取り込み、各要素を異なるレイヤーに配置します。マルチレンズ・カメラか、スライダーまたはトラック上に設置した1台のカメラを使用して忠実な3D写真を撮れば、見事なラウンディング効果を生み出すことができますが、奥行き効果が極度に制限されてしまいます。ここでは、手順6のように、形式に囚われないストーリーボードを作成します。このため、完成品において奥行き感を生み出すために使用するさまざまな画像を考案する必要があります。

手順 2: まず各要素の写真を撮ります。目的とする要素が含まれる写真を探します。青空と雲。雪を頂いた山々。視点からの距離が異なる木々。距離感を出してくれる、雪に覆われた草地。スノーボーダーが滑り出す丘は別途撮影し、前景に持ってきます。木々、雲および空も個々に撮影します。空中に飛び散る雪のかたまりは、空中に投げ上げて複数の写真に収めます。これらすべての要素を組み合わせて完璧な背景を合成します。









手順 3: 次の作業は弊社の写真スタジオで行います。背景写真を印刷し、この背景に合うようにモデルにポーズをつけます。モデルは地面の上にいても、空中に吊り上げてもかまいません。モデルのパンツ、グローブおよびサングラスの色は、コントラストと奥行きをうまく演出できるように後で変えます。




手順 4: 各要素を1つのPhotoshopファイルにまとめます。木々を背景から分けるなどの作業を行い、写真の一部を2Dから3Dに変換します。要素ごとに異なるレイヤーに配置します。木々を背景から切り取ったら、生まれた空白を他の背景の一部を複製して埋める必要があります。これは非常に細かい作業です。











手順 5: 微細な修正をほどこし、3D効果を高めます。アクセントとして木の枝に雪を乗せると、コントラストを強調し、奥行き感を増すことができます。





手順 6: ここで、前景から背景まですべてのレイヤーを正しい順序で並べます。使用する要素と削除する要素について最終的な判断を下します。また、各レイヤーの間の距離を決めます。


手順 7: この3D作品にはアニメーションを加えます。スノーボーダーのポーズを3種類選択します。Photoshopではポーズごとにレイヤーが分かれています。また、スノーボーダーのポーズごとに合う空中の雪を設定します。これにより、かなりの数のレイヤーで作業が必要になります。


3D Depth Image
手順 8: 目に見えるすべてのレイヤーの最終的なチェックを行います。3D効果が生まれるように各レイヤーの要素のサイズがふさわしいかどうかを確認します。各々のレイヤーを1つのレイヤーにまとめても3D効果を損なわないように、レイヤーの調整を行います。視覚角度を演出できるようさまざまなアニメーション層の組み合わせを選択します。ここではまた、臨場感を増すため、各要素に特殊ラウンディング効果を加味します。これで、素晴らしい3Dおよびアニメーションを印刷できます!